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KSNC手作り製本クラブ

ksncseihonkurabu.exblog.jp

手作り製本を楽しむクラブの学習の様子や作品を紹介しています。

「手作り製本クラブ」関係の皆さんへ

製本作品展のご紹介です。池袋コミュニティ・カレッジの「ルリユール工房作品展 2019」です。
こちらは大変有名な作品展ですので、既にご存知の方も多いことと思いますが、一応、ご紹介いたします。内容は極めてレベルの高い作品ばかりですので、是非ご覧になってください。
以下にHPから引用してお伝えいたします。

この作品展では2018年度までに作られた受講生の作品を展示いたします。

「ギャラリー展」では、エコル・プログラム作品を2週間にわたって展示し、「工房展」では、3日間アトリエをオープンして「ルリユール入門」をはじめとする各講座の作品を展示・解説いたします。あわせて工房内の設備や道具もご覧いただけます。


(会場によって会期が異なるのでご注意ください)


[ギャラリー展]
日程:3月13日(水)~3月25日(月)10:00~20:00 (日曜・最終日は18:00まで)
場所:池袋コミュニティ・カレッジ9階ロビー コミカレギャラリー

[工房展]
日程:3月22日(金)~3月24日(日)13:00~19:00(日曜は17:00まで)
場所:池袋コミュニティ・カレッジ9階 ルリユール工房(22番教室)


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池袋コミュニティ・カレッジ

東京都豊島区南池袋1-28-1 西武池袋本店別館 8・9階
お問い合わせ 03(5949)5494(芸術係)

ルリユール工房  http://www2.odn.ne.jp/reliure/
池袋コミュニティ・カレッジ  http://www.7cn.co.jp/7cn/culture/cc/
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◆感想など◆

世話人
3月23日(土)、「ギャラリー展」と「工房作品展」を見にいってきました。(写真は、許諾を得て撮影しました)

【ギャラリー展】:プロフェッショナルな製本作家を目指す人たちが学ぶ「エコル・プログラム」の受講生3人の方々の作品の展示でした。全部で16作品ですが、本文はすべて市販本に拠って いるようでした。

綴じ方としては、ほとんどの作品(16作品中13作品)がパッセ・カルトン*でした。表紙用材料としては、山羊革や仔牛革などの革装が多く、布装は1冊のみでした。見返しは、アクリル染め、インク染め、クロムコート染めなど、すべての作品が自作の染め見返しでした。
作品の出来栄えは本当に驚くばかりで、真似のしようもなく近づきがたいと言った印象でした。

(*「パッセ・カルトン」とは:リボン綴じに似た綴じつけ製本です。リボンの代わりに麻紐を使い、折丁をかがるとき支えとなるこの麻紐を、表紙の厚紙部分に固定する綴じ方で見た目には溝がありません。16世紀頃、フランスで始まったとのことです。60以上の工程を手作業で行う、クラシックな伝統的ヨーロッパの工芸的手製本(ルリユール)の代表格と言われています。詳しい作り方は、以下のサイトを参照してください。http://www.mars.dti.ne.jp/~4-kama/hata/k_00.html


<写真ー1《MANON LESCAUT》パッセ・カルトン   <写真ー2《雨の念仏》パッセ・カルトン
山羊革角革背バンド装 糊染め表紙       山羊革両袖装 モデリング染め表紙
アクリル染め見返し 天金>             染め見返し>

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<写真ー3 《LES FLEURS DU MAL》ロマン主義 <写真ー4《L'oneiropompe》パッセ・カルトン
    山羊革角革背バンド装 マーブル紙表紙        山羊革 オンレイ・インレイモザイク
    アクリル染め見返し 天金>             アクリル染め見返し 天糊染め>

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【工房作品展】:ルリユール工房が提供している5つの講座「ルリユール入門」、「製本マイ・プログラム」、「パソコンで本づくり」、「なんでもルリユール」、「パッセ・カルトン」の生徒さんの作品展です。全部で40作品が展示されていました。入門講座の「布装角背・薄表紙」からパッセ・カルトン講座の「山羊革額縁装、天アクリル染め、手染め見返し、スリップケース付き」まで、多種多様な製本作りを拝見することができました。

まず、第一に感じたことは、全般的に作品の製作が大変丁寧に行われていることでした。一分の隙も無いと言った感じの仕上がりで、大変好感が持たれました。第二に感じたことは、本文の制作には重きを置かずもっぱら装幀に力点をおき、しかも手作りに徹するといった点でした。
教室のカリキュラムを拝見しても、やはりかなりの時間をかけた講座内容となっており、完成度の高い作品の制作には、それなりの時間と手間が必要なことを教えられました。


<写真ー5 ルリユール入門[1]>           <写真ー6 ルリユール入門[2]>
d0359617_16060972.jpgd0359617_16062449.jpg<写真ー7 製本マイ・プログラム>          <写真ー8 なんでもルリユール>
d0359617_16064081.jpgd0359617_16065809.jpg<写真ー9 パッセ・カルトン[1]>           <写真ー10 パッセ・カルトン[2]>
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<写真ー11《ハーブ学名語源事典》くるみ製本 <写真ー12《エブリシング》パッセ・カルトン
    山羊革総革装 丸背 刺繍プレート嵌め込み    総仔牛革二重装 手染め和紙モザイク
     金箔、カラー箔装飾 天パステル染め>      天パステル染め 手染め見返し>

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<写真-13《ランボオ全作品集》パッセ・カルトン<写真-14《ダンヒルたばこ紳士》パッセ・
   仔牛革額縁装 天消しゴムはんこ染め 手染め    カルトン 山羊革額縁装 天金 クロム
 マーブル表紙 手染め見返し スリップケース付き>  コート染表紙 スリップケース付き>

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OSさん

 製本工房の作品だけあって、素晴らしい出来栄えの本ばかりでした。表紙のデザインもさることながら、見返しがみんな素敵です。手染めですか?とお聞きすると、Yes という返事。
作り方の一つを教えて頂いた。
 アクリル絵の具に糊を混ぜて色を作り、紙に塗って筆や硬い紙などで模様を描き、乾かす。それだけのことだそうです。作られて紙が閉じられていたので、見せて頂いたが、凹凸もなく紙の波うちもなくきれいに仕上がっていた。
 帰宅後、早速挑戦してみた。割合がわからないので適当にやってみたが出来たことは出来た。しかし、全く「ときめき」を感じないモノが出来上がった。残念。さらに研鑽をつんで、いつかきっと「ときめき」を感じる紙を![2019/03/26]

TMさん
世話人さんご紹介の〔池袋ルリユール工房作品展2019 〕見てまいりましたが、入門は1年50回で基本を学び、デコールでは一年かけて一冊、パッセカルトンでは5年かけて制作とのことでした。
プロ養成の教室なので、私たちの製本クラブとは比較にはなりませんが、新年度からの新しい体制には、このゆっくり、じっくりにヒントがあるような気がいたします。[2019/03/31]


# by ksnc-seihon-club | 2019-03-15 20:48 | 製本展覧会案内 | Comments(0)

第9期「手作り製本クラブ」 第17回講座の報告

1.日 時 : 3月1日(金)13:30~15:30
2.場 所 : KSNCプラザ
3.参加者 : 15名(世話人・講師、サポーターを含む)
4.講 師 : 藤井(製本)、依田(カルトナージュ)
5.サポーター:桑原、堺、中嶋、多治見

<<講座内容>>

●「できるん展」への出展準備(3回目)
  以下の事項について打ち合わせしました。 

1.作品の出展について
出展の意志表示のない会員への意思確認
出展希望の場合は、至急詳細をメールで世話人へ通知してください。

2.出展会場の準備と運営について
前回、打ち合わせした「展示関係連絡事項」について再度確認しました。
特に会場の設営および「作品展示管理表」の記入方法を確認しました。

3.出展作品の事前講評について
各自出展する作品から1、2冊選択して、制作の意図、特に力を入れた点、
苦労した点など説明し、これに対して講評がありました。

●新年度の運営方針の検討について
従来行ってきた年度毎の、入門コース・自由コース募集方法から、年度に関係しない会員制度へ移行します。
今年度の入門コースおよび自由コースの受講者は、「製本クラブ会員」となります。なお、新年度からは、「製本クラブ会員」を募集し、入門コース(定員5名)およびカルトナージュ・レッスン(若干名)は、会員から希望を募ります。

●表彰式
16回すべての講座に参加した2名の受講者に皆勤賞(賞状と副賞)が、また、5名のサポーターには、感謝状(賞状と記念品)が授与されました。

●茶話会
手作り製本講座にまつわるこれまでの想い出や苦労話、また今後の制作の抱負など、賑やかに和やかに懇談し、楽しいひと時を過し、新年度への意欲を新たにお開きとなりました。

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d0359617_20554541.jpgd0359617_20555699.jpg  

●今後の予定
(1)できるん展・製本展示会
   ①出展作品の制作、②会場設定、③期間中の運営・管理
(2)新年度の予定
   ①4月:新会員募集、②5月:講座開始


# by ksnc-seihon-club | 2019-03-01 21:00 | 講座実施報告 | Comments(0)

第9期「手作り製本クラブ」 第16回講座の報告

1.日 時 : 2月15日(金)13:30~15:30
2.場 所 : KSNCプラザ
3.参加者 : 14名(世話人・講師、サポーターを含む)
4.講 師 : 藤井(製本)、依田(カルトナージュ)
5.サポーター:桑原、堺、中嶋、多治見

<<講座内容>>

●「できるん展」への出展準備(2回目)

以下の事項について打ち合わせしました。

1.作品の搬入・搬出
①搬入:3月12日(火)、13:30~15:00 中央公民館 1F ギャラリー
   ・上記時間が都合悪い場合:10時頃から中央公民館で受付ます。 

②搬出:3月17日(日)、15:00~16:00頃まで
   ・上記時間が都合悪い場合:代理の人へ依頼してください。

2.展示会場の設定・撤去作業
①作業開始:12日(火)、13:00~
②撤去作業:17日(日)、15:00~

3.作品の展示配列方法
4.受付当番および展示会場の当番
5.当番の主な役割:展示作品の紛失防止に全力を尽くすよう!!

カルトナージュ
今回は「できるん展」への出展準備の相談と出展作品の一部となるスマホケースを作製しました。
①全体の寸法取、②布地の裁断、③角を丸く仕上げる細工、④外側の完成となります。
作品の完成は、各自の宿題となりました。

  <写真ー1 全体の寸法取>                              <写真-2 布地の裁断>
d0359617_20582717.jpgd0359617_20584498.jpg    <写真ー3 丸角の切込み>                              <写真-4 外側の完成>
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次回以降の予定
(1)次回、3月1日(金)、H30年度の最終講座となります
   ①出展作品の講評、②新年度の打合わせ、③茶話会
(2)今後の予定
   ①3月:準備調整期間、②4月:講座生募集、③5月:講座開始


# by ksnc-seihon-club | 2019-02-16 21:09 | 講座実施報告 | Comments(0)

第9期「手作り製本クラブ」 第15回講座の報告

1.日 時 : 2019年2月1日(金)13:30~15:30
2.場 所 : KSNCプラザ
3.参加者 : 14名(世話人・講師、サポーターを含む)
4.講 師 : 藤井(製本)、依田(カルトナージュ)
5.サポーター:桑原、堺、中嶋、多治見

今年度は3月13日から「できるん展」が開催されるため、通常の講座は前回で終わり、今日は製本クラブの作品展へ出展するための作品の準備となりました。

<<講座内容>>

前回までで制作した「背綴じ窓付き上製本」の講評
初めて作ったと思えないような、素晴らしい作品が完成しました。できるん展へ出展しても必ずや好評を得ることと確信しています。
今年度からページレイアウトには、プロも使うソフトのInDesignを使うことにしたため、ソフトの
習熟に大変苦労されたことと思いますが、この困難を克服して立派な作品を仕上げことは、今後の
制作に取って大きな進歩となることでしょう。
今後はさらに新しい技術やテーマに挑戦して、素敵な作品を制作していいただきたいものと、心から期待しています。

<写真ー1 賢治・詩の世界:神澤>      <写真ー2 漱石・こころ:木下>
d0359617_13585135.jpgd0359617_13590687.jpg<写真ー3 漱石・こころ:木下>      <写真ー4 漱石・こころ:出口>

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できるん展への作品出展について
・「出展作品一覧表」の提出について説明(提出期限:2月14日)
・製本クラブの展示要領について説明(作品の搬入・搬出、会場の設定・撤去、当番、その他)

●「絵葉書用折り本アルバム」の作り方(説明、出展作品として制作)
今講座では、折り本に絵葉書や写真などを収納できるように、透明ポケットを貼り取り付けて「折り本アルバム」を作ることにしました。また、表紙は布貼りのハードカバ-です。
今回は台紙作りの途中までとなりました。

<写真ー5 台紙作り>            <写真―6 折り帖・完成作品例>

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出展作品の制作にともなう孔あけ作業
本文(中身)が厚くなると目打ちなどの簡単な道具で孔をあけるのが難しくなります。そこで本講座では、電動ドリルを用いて孔あけを行っています。今日は、受講者以外の方からの依頼にも応じて、厚さ10mm以上の本文を多数、孔あけしました。

<写真ー7 孔あけ準備>            <写真ー8 電動ドリルによる孔あけ>

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カルトナージュ
今日は、前回の続きや「できるん展」への出展作品の制作などで、各自がいろいろな作品を作りました。パスケース、りぼんボックス、六角柱形のペン立てなどです。
同じ形の作品でも使う布地や用紙の色や柄によって微妙に雰囲気が変わるのが、大変興味深いと思います。

<写真ー9 作製中のペン立て>         <写真ー10 りぼんボックス・ペン立て>

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●次回(2月15日)は、製本・カルトナージュともに「できるん展」への準備となります。

★お誘い:
「手作り製本」に興味をお持ちの方は、是非見学にお出でください。
また、手作り製本で何かお困りのことがあれば、ご相談に応じますので遠慮なくお出でください。


# by ksnc-seihon-club | 2019-02-02 14:09 | 講座実施報告 | Comments(0)

「手作り製本クラブ」関係の皆さまへ

手作り製本作品展のお知らせです。

桶田幸子さん(KSNC手作り製本クラブ会員)が所属する「八王子手づくり絵本の会」主催の

「第40回 八王子市図書館 手づくりの本展」のお知らせです。

日 時:平成31年1月26日(土)~2月3日(日) 10:00~16:00

場 所:八王子市中央図書館 地下展示室

(JR西八王子駅より徒歩3分、マップは下記をご参照ください)

https://www.library.city.hachioji.tokyo.jp/lib01.html
問い合わせ:042-664-4321(中央図書館)

桶田さんの担当時間:未定



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子どもさんたちの作品もある、とても楽しい製本展です。是非、ご覧になってください。

 

<感想など>

○世話人:
今日(1月26日)、「手づくりの本展」に行ってきました。前回と同じく「個人出品」と「団体出品」を区別して展示してあり、「団体出品」は小学校、高校、そして一般のサ-クルとなっていました。内容・装幀ともに優れた作品を出展して、目を引いたのは「八王子手づくり絵本の会」の39作品でした。
この会の今回のテーマは「扉」と言うことで、仕掛け絵本のように扉を仕込んだ作品が多くみられました。また、綴じ方として「リボン綴じ」が多くの作品に用いられていました。リボン綴じは、背綴じと同じくノド一杯に開くことが出来るので、絵本やアルバムのように厚手の用紙を用いた作品に向いていると思います。
「八王子手づくり絵本の会」の作品は、絵はもちろんのこと文字も手書きのものがほとんどでしたが、その仕事振りが本当に緻密で、文字などは印刷したものと見間違えるほどです。本文の内容も立派で充実していて、さらに装幀がハイセンスな感覚に溢れているので大変感動的でした。学ぶことが多く大変刺激的な作品展でした。


リボン綴じの本:ゴッホ
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リボン綴じの本:マザーグース
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こすずめのおはなし

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こすずめのおはなし     ブルターニュとノルマンディを巡る旅d0359617_21504066.jpgd0359617_21505017.jpg


ブルターニュとノルマンディを巡る旅

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乙女の苑          蝶々の切手

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おいしいものってなあに     ほんの少し昔のはなし扉をあけてd0359617_21520636.jpgd0359617_21521769.jpg



# by ksnc-seihon-club | 2019-01-26 22:25 | 製本展覧会案内 | Comments(0)