KSNC手作り製本クラブ

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手作り製本を楽しむクラブの学習の様子や作品を紹介しています。

カテゴリ:講座実施報告( 23 )

第9期「手作り製本クラブ」 第9回講座の報告

1.日 時 : 10月 19日(金)13:30~15:30
2.場 所 : KSNCプラザ
3.参加者 : 13名(世話人・講師、サポーターを含む)
4.講 師 : 藤井(製本)、依田(カルトナージュ)
5.サポーター:桑原、堺、中嶋、多治見

<<講座内容>>


●「平綴じ上製本(ハードカバー)」の作製(1回目/全3回)
今回は4冊目の製本作りに入りました。

本文を綴じて見返し紙を張り、花切れとしおり紐をつけてから背に補強用の寒冷紗を張って中身を仕上げます。

<写真ー1 本文の糸綴じ、写真―2  本文の背幅測定>
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次いで和紙で裏打ちした布地の裏側の和紙面に背ボールと表紙ボールの位置を決めるための寸法図を描きました。中には布貼りを終えた人もありました。

<写真ー3 表紙ボールの位置決め、写真―4 背ボール作り>

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<写真ー5 表紙布貼り準備、写真ー6 表紙布貼り>
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次回は布地にボール紙を張り付けて表紙を完成させます。

●カルトナージュ
今回はまだ作製していない人は、スケジュール帳ホルダーを、また前回スケジュール帳ホルダーを作製した人は、カード入れを作製しました。

<写真ー5 スケジュール帳ホルダー、写真ー6 カード入れ>
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どの作品も大変チャーミングでお洒落なので、今後は製本講座よりも受講希望者が多くなるのでは・・・

●次回(11月2日)は、「平綴じ上製本」の2回目となります。
 なお、カルトナージュ・レッスンは、他の行事の都合からお休みとなります。


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by ksnc-seihon-club | 2018-10-20 17:48 | 講座実施報告 | Comments(0)

第9期「手作り製本クラブ」 第8回講座の報告

1.日 時 : 10月 5日(金)13:30~15:30
2.場 所 : KSNCプラザ
3.参加者 : 12名(世話人・講師、サポーターを含む)
4.講 師 : 藤井(製本)、依田(カルトナージュ)
5.サポーター:桑原、堺、中嶋 、多治見

<<講座内容>>

●「四ツ目綴じ・和装本」の作製(2回目/全2回)

前回は和紙に印刷した本文を二つに折って袋とじとし、中綴じ(仮綴じ)してから前後に見返し紙を貼って中身を作製しました。この中身の背の天地(上下端)を保護するため角裂(かどぎれ)を貼って中身の全体を完成させました。今回は和装本作りの2回目として、表紙を作製しこれを中身に綴じ合わせる作業となりました。
まず表紙の寸法を採り、裏・表の表紙用紙(友禅和柄)の4辺を内側に織り込んで表紙を作ります。

<写真ー1 表紙の作製、写真ー2 表紙の綴じ準備>

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次に天地と小口に1mmのチリ(中身からの表紙が出る部分)が出来るように、中身に合わせて表・裏の表紙の位置を整え、背側に綴じ孔を4個(「四ツ目綴じ」の由来)をあけてから、和綴じ糸で綴じて完成させます。綴じ糸を通す順序が結構複雑なので、初めての人は、この最後の飾り綴じの作業で苦労する人もあります。
最後に本のタイトルを書いた「題箋」を表紙に貼り付けて完成となりますが、「題箋」を付けると急に本らしくなります。

<写真ー3 表紙の綴じ、写真ー4 題箋の貼付け>

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今回制作した和綴じ本は、比較的簡単にできる手作り製本の一形式ですが、表紙には友禅和紙などチョット高級な材料を使ったので、大変見栄えのする作品となりました。受講者の皆さんは、各自の作品にきっと満足なさっていることでしょう。

<写真ー5 小倉百人一首①、写真ー6 小倉百人一首②>

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<写真ー7 徒然なるままに、写真ー8 奥の細道>

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今回はチョット苦労した人もありましたが、ほぼ順調に作業を終えることができました。初めての作品としては大変上手な仕上がりでした。

今日の作業は、進み具合に個人差はありましが、時間内に作品を完成させることが出来ました。問題点と言いますか課題と言いますか、製本技術以前のことなのですが、中身(本文)の印刷が思うようにできないと言う問題点があります。

本来は先に中身があって次に製本技術なのですが、本講座では少々逆転していて、制作する手作り製本の形式が先に決まっていて、さて中身を何にしようかと言った具合です。さらに今年度からレイアウトソフトとしてInDesignを使うことにしたため、対応がスムースに行かなかった点も少なからずありました。InDesignを使いこなすには、最小限Wordの技術は必要なのですが、この点において少々課題が残る結果となったと思います。


●「カルトナージュ・レッスン」

「スケジュール帳」ホルダー(B6)の作製

前回からBコースの特別講座として始まった、カルトナージュ・レッスンの2回目の講座でした。
「カルトナージュ」とはフランス語で、”厚紙細工”を意味します。 カルトナージュは、厚紙(カルトン)で作った箱に布や紙を張って美しく仕上げたもので、 18世紀に生まれたヨーロッパの伝統工芸です。
前回はこのレッスンの第1回目の作品として、カルトナージュの基本中の基本と言われるリボン付きのボックス型トレーを制作しました。

このレッスンでは、基本的に各個人のペースに合わせて作業を進めています。作業の進み具合は人それぞれとなります。

<写真ー9 ホルダーの作製、写真ー10 ホルダーの完成サンプル>

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好きな時に好きなように気楽に作業をするという趣旨で、皆さん楽しんでいるようです。


●次回(10月19日)、製本は、「平綴じ上製本」作製の1回目
  また、カルトナージュは、「スケジュール帳」ホルダーの作製の続きとなります。


★お誘い:「2019第9回 出来る展」目指して挑戦してみませんか?!
「手作り製本」に興味をお持ちの方は、是非見学にお出でください。
また、手作り製本で何かお困りのことがあれば、ご相談に応じますので遠慮なくお出でください。

第1と第3金曜日、午後1時30分~3時30分、KSNCプラザでオープンしています。
(KSNCホームページの予定表をご覧ください)


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by ksnc-seihon-club | 2018-10-06 22:08 | 講座実施報告 | Comments(0)

第9期「手作り製本クラブ」 第7回講座の報告

1.日 時 : 9月 21日(金)13:30~15:30
2.場 所 : KSNCプラザ
3.参加者 : 16名(世話人・講師、サポーターを含む)
4.講 師 : 製本:藤井、カルトナージュ:依田
5.サポーター:桑原、堺、中嶋 、多治見

<<講座内容>>


前回制作した「平綴じ簡易本」の講評

7人の受講者が制作した以下の作品について、それぞれ作者から制作の意図、工夫した点、苦労した点、反省点など自己評価した後で講師の感想が述べられた。

<写真ー1 ももたろう 写真ー2「熟年時代」よ こんにちは>

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<写真ー3 風の又三郎 写真ー4 雑記帳>

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<写真ー5 あのときの王子くん① 写真ー6 あのときの王子くん②>

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<写真ー7 川柳練習帳 写真ー8 本からの贈り物 備忘録①②>

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●「四ツ目綴じ・和装本」の作製(1回目/全2回)

今回は3冊目の製本作りでした。「四ツ目綴じ・和装本」は、いろいろある和装本の中でも典型的な和本です。

今回は、まず全体の作り方の説明をプロジェクターで投影し、ステップごとにサンプルを用いて作製の手順を説明しました。説明後はただちに作業へ進みました。今日の作業としては、進み具合に個人差はありましたが、ほぼ「⑤角裂(かどぎれ)の貼り付け」まで終えました。

作製の手順
①前もって印刷した和紙を二つ折りにして、30枚重ねて天地左右を正しく揃えます。
②二つ折りした山(小口)の膨らみを取るため、この部分を水を含ませた刷毛でなぞってから、板またはボール紙に挟みます。
③背側から8mmのところに3か所の孔をあけ中綴じします。
④見返し紙を表裏に貼ります。
⑤角の補強と装飾を兼ねて背の天地の角に角裂(かどぎれ)を貼ります。

<写真ー1 小口水締め 写真ー2 中綴じ用孔あけ>

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<写真ー3 角裂作り 写真ー4 完成見本>

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次回は、表紙の作製となります。

●「カルトナージュ・レッスン」

リボンでBOX(長方形)の作製

今回からBコースの特別講座としてカルトナージュ・レッスンが始まりました。このレッスンの最初の作品として、カルトナージュの基本中の基本と言われるリボンで装飾した長方形ボックスを作製しました。

<写真ー5 内側スキバル用糊塗布 写真ー6 リボンでBOX完成>

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●次回(10月5日)、製本は、「四ツ目綴じ・和装本」作製の2回目
また、カルトナージュ・レッスンは、「スケジュール帳」の作製です。


お誘い:「2019第9回 出来る展」(3/13~3/17)目指して挑戦してみませんか?!
「手作り製本」に興味をお持ちの方は、是非見学にお出でください。
また、手作り製本で何かお困りのことがあれば、ご相談に応じますので遠慮なくお出でください。

第1と第3金曜日、午後1時30分~3時30分、KSNCプラザでオープンしています。
(KSNCホームページの予定表をご覧ください)


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by ksnc-seihon-club | 2018-09-23 14:11 | 講座実施報告 | Comments(0)

第9期「手作り製本クラブ」 第6回講座の報告

1.日 時 : 9月7日(金)13:30~15:30
2.場 所 : KSNCプラザ
3.参加者 : 13名(世話人・講師、サポーターを含む)
4.講 師 : 藤井
5.サポーター:桑原、堺、中嶋、多治見

<<講座内容>


●「平綴じ簡易本(ソフトカバー)」の作製

「平綴じ」と言うのは、紙の片面あるいは両面に印刷した本文(ペラモノと言います)を必要な枚数だけ重ねてから、背側から7mmくらいの位置に5個程度の孔をあけて綴じ糸で綴じるやり方です。

本文が1枚ずつなので採りためた資料や作品を任意の枚数で綴じて製本できるので、非常に汎用性のある綴じ方です。欠点としては、ページを開くとき綴じ糸の位置まで完全には開くことができないので、扱いにくいと言うことです。

また、「簡易本」と言うのは、表紙用紙として本文よりは厚い画用紙くらいの硬さの紙で、表と背および裏を包むやり方(ソフトカバー)です。天地や小口は本文の寸法に合わせて裁断します。実例としては、文庫本などがあります。

  <写真ー1 昨年度の作品例①、写真ー2 作品①の中身>
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  <写真ー3 昨年度の作品例②、写真ー4 作品②の中身>
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今回は上に述べた平綴じソフトカバー本の作製です。中身の印刷は夏休みの宿題でした。InDesignを使ってレイアウトすると言うことで、少々苦労したかも知れませんが、とにかく何かしら印刷して本に出来たようです。

表紙の糊付けまでは出来ましたが、乾燥のための時間が少々足りなかったため、仕上げ作業は宿題となりました。次回講座での作品の講評が楽しみです。
(今回の作品は、次回に掲載します)

●「カルトナージュ・レッスン」が始まります。

昨年度からBコースの特別講座として開講したカルトナージュ講座が、次回(9月21日)から開始されます。

カルトナージュは、厚紙を意味するカルトンに由来し、表面や内側に柄紙やマーブル紙などの洋紙や布地等を貼って装飾を施すフランス伝統の美術工芸です。バインダーのような平面的な作品から、皿型や箱型のような立体型のものまで、様々な形が楽しめるクラフト工芸です。

技術的には手作り製本の表紙やブックケース、あるいは和装本を収納する帙(チツ)に共通するところがあります。

  <写真ー5 六角柱ボックス、写真ー6 リボントレイ>
  (昨年度の作品例)
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◆次回(9月21日)は、「四ツ目綴じ・和装本」作製の1回目とカルトナー
  ジュ・レッスンの1回目です。


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by ksnc-seihon-club | 2018-09-09 17:30 | 講座実施報告 | Comments(0)

第9期「手作り製本クラブ」 第5回講座の報告

1.日 時 : 2018年7月20日(金)13:30~15:30
2.場 所 : KSNCプラザ
3.参加者 : 10名(世話人・講師、サポーターを含む)
4.講 師 : 藤井
5.サポーター:桑原、堺、中嶋 、多治見

<<講座内容>>

●「ひとつ折り中綴じ・ステッチ本」の作製

今年度の入門コースの最初の製本作りです。最も簡単な手作り製本の一つの形式である「ひとつ折り中綴じ本」を作製しました。

本文(中身)は40ページで、前回までにInDesignを用いてレイアウトし、冊子印刷した「あなうさピーターのはなし」(ベアトリクス・ポッターのピーターラビットのお話の絵本)を使いました。

本文に2枚の見返し紙を重ねて、その上に表紙紙をかぶせ、真ん中で二つに折り、折り目に沿ってかがり孔をあけて、紐(糸)で綴じてほぼ出来上がりです。

あとは形を整えるため小口部分の本文の端部をカットし、表紙の小口部を1mmのチリを取ってカット(化粧裁ち)しました。その後、見返し紙を表紙に糊付けして完成です。

講座ではやりませんでしたが、表紙に題箋(本の表題)を貼り付けると一層本らしくなりますので、試みてください。

<写真-1 本文の中折り、写真-2 化粧裁ち>
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<写真ー3 表紙端カット、写真-4 見返し紙貼り>
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作り方の説明をプロジェクターで投影し、ステップごとに作製していきました。初めての製本でしたので、いろいろと質問もでましたが、サポーターの皆さんの的確なアドバイスで順調に作業が進み、全員が予定の時間内に完成させることが出来ました。

<写真ー5 出来上がり、写真-6 中身の様子>
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●8月は夏休みとなります。
 次回(9月7日)は、「平綴じ簡易本(ソフトカバー)」の作製です。

★お誘い:
「手作り製本」に興味をお持ちの方は、是非見学にお出でください。また、手作り製本で何かお困りのことがあれば、ご相談に応じますので遠慮なくお出でください。

2019年3月(予定)には2年に一度の「出来るん展」で手作り製本の「作品展示」を予定しています。どうぞ奮って出展してください。サポートいたします。

第1と第3金曜日、午後1時30分~3時30分、KSNCプラザでオープンしています。なお、8月は夏休みです。9月は7日と21日です。
(KSNCホームページの「プラザ使用予定」をご覧ください)


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by ksnc-seihon-club | 2018-07-22 15:14 | 講座実施報告 | Comments(0)

第9期「手作り製本クラブ」 第4回講座の報告

1.日 時 : 2018年7月6日(金)13:30~16:30
2.場 所 : KSNCプラザ
3.参加者 : 17名(世話人・講師、サポーターを含む)
4.講 師 : 藤井
5.サポーター:桑原、堺、中嶋、多治見

前回はInDesignの学習のうち「テキストファイルの流し込み」と「画像の配置」までを習得したので、今回はInDesign学習の最後として、「冊子(ブックレット)印刷の方法」を学習しました。

引き続いて次回に製作する「ひとつ折り中綴じ・ステッチ本」の本文(中身)となる「ピーターラビット」の絵本のInDesignによる印刷原稿の作製に挑戦しました。時間不足で完成出来なかったので、次回までに中身を印刷することになりました。
なお、今日も講座の時間を1時間延長して熱心に学習しました。

<写真ー1 受講の様子①>

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<<講座内容>>

●ピーターラビット原稿作成手順

①マスターページ(テキストフレーム、グラフィックフレーム、ページ番号)の作成
②物語の本文(テキストファイル)のフレームへの流し込みと配置の調整
③口絵や挿絵のフレームへの配置と調整
④セクション内でのページ番号の設定と不要なページ番号の削除
⑤「挿絵配置位置」の表示など各ページのレイアウト用「コメント」の削除
⑥各ページの文章と挿絵のバランスを再度調整してInDesgn原稿が完成

この原稿を今日学習した「冊子印刷」の方法で印刷して、中身(本文)の完成となります。

<写真ー2 ピーターラビット原稿・中表紙、写真ー3 本文2ページ>
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次回は7月20日(金)です。
印刷した「あなうさピーターのはなし」を「ひとつ折り中綴じ・ステッチ本」に仕上げます。


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by ksnc-seihon-club | 2018-07-07 10:47 | 講座実施報告 | Comments(0)

第9期「手作り製本クラブ」 第3回講座の報告

1.日 時 : 2018年6月15日(金)13:30~16:30
2.場 所 : KSNCプラザ
3.参加者 : 15名(世話人・講師、サポーターを含む)
4.講 師 : 藤井
5.サポーター:桑原、中嶋、多治見

前回はInDesignの学習のうち「ページ」パレットの基本操作まで習得したので、今回はマスタページの設定からの学習となりました。
なお、今日は講座の時間を1時間延長して熱心に学習しました。

<<講座内容>

<写真ー1 受講の様子① 写真ー2 受講の様子②>
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●今回の学習項目

①マスターページの設定
②ページ番号の付け方
③任意のページから番号を付ける方法
④文字の配置とフォントやサイズの変更
⑤テキストファイルの内容を流し込む方法
⑥画像の配置とグラフィックフレームの使い方

このうち、「①マスターページの設定」は、InDesignを特徴づける手法のひとつで、大変便利な方法です。作製する冊子のすべてのページに亘って同じパターンでレイアウトできるので、全体的に統一感のある作品とすることが出来ます。また予め設定されたテキストフレームやグラフィックフレームに、それぞれテキストファイルと画像などを流し込むだけですので、作業が大変やり易くなります。目的に応じて複数のマスターぺージを用いることも出来ます。

<写真ー3 マスターページ>

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また、「③任意のページから番号を付ける方法」は、「ページ」パレットを利用して簡単に出来るので、WORDにおける「セクション区切り」の面倒な作業から解放されます。ですのでページ番号を付けたり削除したりの操作が自由自在にできるので、WORDで行っていたあの「セクション区切り」の操作は何だったんだろうと思うほどです。

<写真ー4 初めのページ順番 写真―5 変更後のページ順番>
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さらに、「⑤テキストファイルの内容を流し込む方法」は、①のマスターページとの関連において大変ユニークでかつ有用な手法です。レイアウトの元となる文章の作成は、「メモ帳」などのテキストエディターで作成するテキストファイルですから、文字の装飾などを考慮することもなく、スピーディに作文ができます。なお、文字のフォントやサイズ、それに装飾は、InDesignのドキュメントで行います。

<写真ー6 ファイル内容の流し込み前後>

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また画像についてもテキスト同様に容易に挿入できますので、作業の迅速化を図ることが出来ます。この点においてもWORDに比べて有利であることが納得できるでしょう。

<写真ー7 画像をフレームに挿入>

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次回は、ドキュメントを冊子印刷する方法を学習し、実際に32ページのドキュメントについて、1折丁8ページとして4折丁の冊子印刷を演習として行います。

また、第5回講座で制作する「ひとつ折り中綴じ・ステッチ本」の中身作製のためのレイアウトを、「ピーターラビット」の絵本のテキストファイルと挿絵を用いて行います。

まずお話を流し込むテキストフレームと挿絵を挿入するグラフィックフレームを設定し、ページ番号を付けてマスターページを完成させ、次いでお話のテキストファイルを流し込み、挿絵を挿入します。その後、各ページで若干の調整を行ってドキュメントの完成となります。後は冊子印刷の作業となります。

マスターページを設定してレイアウトする方法とInDesignにアドインされているInBookletによる冊子印刷は、WORDに比べて格段に作業がし易く、InDesignの良さを十分に実感することが出来るでしょう。

次回は7月6日(金)です。


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by ksnc-seihon-club | 2018-06-18 15:04 | 講座実施報告 | Comments(0)

第9期「手作り製本クラブ」 第2回講座の報告

1.日 時 : 2018年6月1日(金)13:30~15:30
2.場 所 : KSNCプラザ
3.参加者 : 17名(世話人・講師、サポーターを含む)
4.講 師 : 藤井
5.サポーター:桑原、中嶋、多治見

前回はインデザインのソフトウェアーをインストールしたので、今回はいよいよインデザインの学習となりました。

<<講座内容>>

●「InDesign CS2」の学習
手作り製本で中身の「本文」を作る場合、通常、WORDを用いますが、レイアウトには
向いていません。特に日本独特の縦書きのレイアウトには、まったく不向きです。

<図-1> Word とInDesignの相違

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これに対してインデザイン(InDesign)は、プロが使用するページをレイアウトするためのソフトウェアーなので、レイアウトに特化した最高レベルのソフトと言えます。しかし、プロ用ソフトのため素人が使うにはいろいろと制限もあります。

<図ー2> InDesignでのページの作り方

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そこで、無料ソフトの「InDesign CS2」の使い方を、手作り製本の入門者にも分り易いようにアレンジして学習しよう、と言うのが今回のインデザイン学習の目的です。


今回はまずはInDesignの1回目の学習として、以下のテーマに挑戦しました。

①インデザインとは
②原稿の準備の仕方
③新規ドキュメントの作成仕方
④フレームの使い方
⑤ページパレットの基本操作
⑥マスターページの作成

今回は⑥の途中で時間切れとなったため、次回はここからの続きとなりました。

次回は6月15日(金)です。


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by ksnc-seihon-club | 2018-06-01 21:34 | 講座実施報告 | Comments(0)

第9期「手作り製本クラブ」第1回講座の報告

1.日 時 : 2018年5月18日(金)13:30~15:30
2.場 所 : KSNCプラザ
3.参加者 : 14名(世話人・講師、サポーター含 む)
4.講 師 : 藤井
5.サポーター:堺、多治見、中嶋、依田

<<講座内容>>
 今回は今年度の最初の講座と言うことで、新入の受講者を迎えて、講座の方針などについて説明し、また手作り製本の基礎について学習しました。
 さらに、従来からWordにより編集・レイアウトして印刷してきましたが、今年度からはプロも使うレイアウト専用ソフトのInDesign(インデザイン)を使うことにしました。
そのため今日は、まずはInDesgnをインストールしました。
次回から本格的な学習となります。


<写真ー①、②インデザインのインストール>
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1.今後の方針等についてオリエンテーション
  5月~7月:編集、レイアウトに関わるInDesignの学習
  7月2回目以降: A(入門)コース:製本の製作学習
           B(自由)コース:自主的に制作
 8月:夏休み

2.手作り製本の基礎知識とレイアウト
 ○製本の種類、○本の部分の名称、○綴じ方、○製本の道具、
 ○材料、○紙の基礎知識、○本のサイズと本の種類、
 ○本文(ほんもん)の基本構成、○レイアウトの要素、
 ○全体の構成とセクションの区分、○台割表について、
 ○面付けについて、その他
  
3.レイアウトのためのInDesign学習(1)
 ○レイアウト専用ソフト「InDsign CS2」のインストール

 ◆次回、6月1日(金):レイアウトのためのInDesign学習(2)


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by ksnc-seihon-club | 2018-05-19 20:32 | 講座実施報告 | Comments(0)

第8期「手作り製本クラブ」 第20回講座の報告

1.日 時 : 2018年4月20日(金)13:30~15:00
2.場 所 : KSNCプラザ
3.参加者 : 9名(世話人・講師、サポーターを含む)
4.講 師 : 藤井
5.サポーター:桑原、堺、中嶋

今日は前回の「インデザイン入門」講習会の続きとして「インデザイン入門(3)」の講習を行いました。H29年度・製本クラブ講座の最終回でした。


<<講座内容>>


●「インデザイン入門(3)」の講習会

今日は、冊子印刷を行うためのページ番号の付け方と印刷の設定について学習しました。

1.ページ番号の付け方について
Wordにおいてもページに通し番号を付けるのは簡単ですが、一般に冊子印刷をする場合には、最初の「中表紙」と「目次」などにはページ番号はつけず、次の「本文」に1から始まるページ番号をつけます。また一般に最終ページは「奥付」としますが、ここにもページ番号はつけません。

このようなページ番号の付け方をWordで行うのはかなり面倒で、いわゆる「セクション区切り」の設定が必要となります。

その点、インデザインでは、これが「ページ・パレット」を利用して簡単に出来ます。つまり、ページ番号の不要なページには、マスターページの「なし」をドラッグ&ドロップし、1から始まる本文のページ番号に1を設定すれば、以下のページ番号は自動的に連続番号となります。特に意識しなくても、この1ページから始まる本文が「セクション1」になっています。
最終ページの奥付のページ番号を削除するには、マスターページの「なし」をドラッグ&ドロップします。

2.冊子印刷の印刷設定について
インデザインには、冊子印刷の設定を簡単に行うためのプラグイン・ソフト「InBooklet SE」が準備されています。

①まず「ファイル」タブから「InBooklet SE」をクリックして起動し、
②「レイアウト」にページ数、綴じ方、余白、折り本サイズ(折丁のページ数)を設定、
③「印刷」に版面を決めるトンボ(印刷範囲)、ページ情報と印刷位置などの設定、
④「プレビュー」に折丁のレイアウトが表示されるので順番を確認する、
⑤「印刷」をクリックして「プリント」を表示し、印刷部数を設定、
⑥「セットアップ」で用紙サイズ、印刷方向、ページの位置など設定、
⑦「プリンタ」で、プリンタの選択、両面印刷、出力用紙サイズ、印刷方向:横、綴じ方(例:短  辺とじ[左])などを設定、
⑧「プリント」をクリックして印刷開始し、冊子印刷が完了します。


<写真:①インデザイン受講の様子-1、 ②インデザイン受講の様子-2>
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<写真:③初めのページ番号、④設定後のページ番号>
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<写真:⑤InBookletプレビュー、⑥プリント・セットアップ>

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★お知らせ
平成30年度の講座は、5月18日(金)から開講の予定です。
なお、平成30年度講座の受講者は、現在募集中です。
(KSNCグループメールにて発信しています)

募集内容は、今年度と同じコースです。
   Aコース(初心者のための入門コース)5名程度、
   Bコース(経験者のための自由コース)

○サポーター募集:製本経験者(技術レベルは問いません)
                                       以上


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by ksnc-seihon-club | 2018-04-20 21:58 | 講座実施報告 | Comments(0)